top title

 

 

sketch577

NEXT
HOME
BACK
1月30日
NEXT

京都では橋本関雪の自宅だった白沙村荘を訪れました。関雪の美意識をより理解するのには、彼の創った庭を観るのがよいと思ったのです。

庭に面した大作用のアトリエにも入ることができました。「ここから庭を眺めながら(絵と庭を)あれこれ創っていたのか」と思うと感慨ひとしおでした。

関雪の作品のうち、私の好きないくつかの作品の下図の写真を観ることもできましたが、想像していたより荒いタッチだったのには驚きました。

荒く、力強いタッチの下図と繊細な本画。ここに関雪の絵の魅力の秘密があるのかもしれない、と思ったりしましたが、考察はこれからです。

(天龍寺 夢窓疎石 作といわれる庭園 : 京都嵐山)

京都では関雪と切っても切り離せない竹内栖鳳のアトリエ=霞中庵も(対比的に)訪れたかったのですが。下調べしてみると

バブル崩壊後、不良債権のひとつとして処理され、残存しているものの非公開になっているということで、残念ながら諦めました。

※これで今回の旅行絵日記は終わりです。この後しばらくの間、絵日記更新の予定はありません。